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ハモらせる練習 [ヨハネ受難曲]

2011年8月19日の練習

15. コラール
Christus, der uns selig macht,
Kein Bös' hat begangen,
Der ward für uns in der Nacht
Als ein Dieb gefangen,
Geführt für gottlose Leut
Und fälschlich verklaget,
Verlacht, verhöhnt und verspeit,
Wie denn die Schrift saget.

最初の、フェルマータ、macht,の音が、全然ハモらないので、
何回か、和音の音を歌った後、ひとつひとつ音を重ねて行って、
最後に、全体の和音になるように、練習しました。

その練習をした後は、その場所の和音は、さきほどより、
響きあうようになった、と、先生。


次に「イエスが息をひきとった後の歌を歌います」と、
先生はおっしゃり、美しい、バスソロと合唱の32番に入りました。

32. アリア (バス) と合唱

Jesu, der du warest tot,
Lebest nun ohn Ende,
In der letzten Todesnot
Nirgend mich hinwende
Als zu dir , der mich versühnt,
O du lieber Herre!
Gib mir nur, was du verdient,
Mehr ich nicht begehre!



いや~(*^_^*)先生のソロに合わせて、
合唱を歌っていくのですが、
本当に、ソロのお声が素晴らしく、
聴き惚れてしまいますが、聴いていては、
入りを逃すので、そこは、冷静に(笑)


アルトtot,の音のCのナチュラルの音を、
もっと感じて・・・。
とても、大事な音です、とおっしゃいました。

そして、この曲の最後、38小節目に
「みなさんの音には、無いのですが、オーケトラの中に
begehreの-reの音と同時に、Cのナチュラルの音が入ります。
これを、聴いて感じてください。」と、先生。
バッソの3拍目にあるこの音・・・深く美しいですね。
まだ、未解決といった感じです。
我々は終わりますけど、
バス・ソロはまだ、続いていますし。曲もまだ続いております。

次に、先生は、22番に戻りますと、おっしゃり、練習しました。

22. コラール
Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn,
Muß uns die Freiheit kommen;
Dein Kerker ist der Gnadenthron,
Die Freistatt aller Frommen;
Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,
Müßt unsre Knechtschaft ewig sein.

フェルマータの納め方を、学んで欲しい。
すべてのコラールに通じますから。
Sohn,を押しださない。落ち着く感じ。


次に、23bの合唱。

23b. 合唱
Lässest du diesen los, so bist du des Kaisers Freund nicht;
denn wer sich zum Könige machet, der ist wider den Kaiser.


力んで歌わない、しかし、入りはきちんと響かせる。
入りは響かせて、次の伸ばす所で、少し押さえて他のパートの入りを
聞かせる配慮をす。しかし、活気は失わないこと。
nichtの発音をはっきりと。

最後に、インフォーメーションです。

長岡混声合唱団の定期演奏会が「美しき日本の原風景の再生を願って」
と題して10月2日(日)15時から長岡リリックホールであります。チケット代は2,000円。
チラシは、こちらです。
http://www.tokyo-singverein.com/index.php?plugin=attach&refer=%A5%B8%A5%F3%A5%B0%A4%CE%C2%E8%A3%B3%B3%DA%B2%B0%A1%A1%C3%C4%B0%F7%C0%EC%CD%D1%A5%C6%A5%CE%A1%BC%A5%EB%CE%FD%BD%AC%B5%AD&openfile=%C4%B9%B2%AC%C4%EA%B4%FC111002%A5%C1%A5%E9%A5%B7.pdf
選曲した段階では、
日本がこのような状況になるとは思っていなかったが、
日本の美しさがいつまであるかと思って歌うと
心に沁みる音楽なので、
ぜひ聴きに来ていただきたいと、福島先生からのお言葉でした(^^)
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緩んで歌う [ヨハネ受難曲]

2011年8月5日の練習

まず、いつもの、体操と、新しい緩む体操をして、
1番の練習。

1.
Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm
In allen Landen herrlich ist!
Zeig uns durch deine Passion,
Daß du, der wahre Gottessohn,
Zu aller Zeit,
Auch in der größten Niedrigkeit,
Verherrlicht worden bist!

主よ、私たちの支配者よ、あなたの誉れは
全地に輝いています!
  私たちに示してください、自らの受難を通して、
  真の神の子であるあなたは
  あらゆる時に、
  大いなる低みに達した時さえ、
  栄光を受け賛美されてきたということを!

三つ目のHerrを、重く
それから、unserと言いながら、少し引いて
Herrscherの16分音符に入っていく。
最初は、弱く、だんだん大きく。

16分音符が重たいので、軽やかに。
つぶだちは、はっきりと、しかし、なめらかに。

Zeig からは、オーケストラも薄いので、
そんなに大声で入らないこと。

Daß の各パートの入りが切迫していっているのを、
音楽的に感じてください。

そうおっしゃって、先生は、
我々の合唱に合わせて、また、ピアノに合わせて、
なんと、ヴィオラ・パートを合わせて歌って下さっていました。
さすがは、先生。

先生に、歌っていただいて、確認できた
ヴィオラパートは、
普段聞くCDのの演奏で確認できなかった、
ヴィオラを聴きとり易くし、
今では、私もヴィオラパートを歌えます(^^)

バッハはチェンバロの他、アンサンブルでは
ヴィオラ弾きだったというお話ですし、
(もちろん、ヴァイオリンも弾けたのですが)
バッハの作品は、ヴィオラの重要性が高いのですよね♪

ブランデンブルグの3番なんて、ヴィオラ、おいしいですよ。
(何の話だか・・・)

次に、続けて、先生のエヴァンゲリスタの後の
我々の合唱

2b.
Jesum von Nazareth.


2d. 合唱
Jesum von Nazareth.

そして、3番コラール

3. コラール
O große Lieb, o Lieb ohn alle Maße,
Die dich gebracht auf diese Marterstraße
Ich lebte mit der Welt in Lust und Freuden,
Und du mußt leiden.


leiden.最後の和音を狙いすぎて、緊張しないように。

5. コラール
Dein Will' gescheh', Herr Gott, zugleich
Auf Erden wie im Himmelreich.
Gib uns Geduld in Leidenszeit,
Gehorsam sein in Lieb und Leid;
Wehr und steur allem Fleisch und Blut,
Das wider deinen Willen tut!

次に11番コラール


11. コラール
Wer hat dich so geschlagen,
Mein Heil, und dich mit Plagen
So übel zugericht'?
Du bist ja nicht ein Sünder
Wie wir und unsre Kinder,
Von Missetaten weißt du nicht.
Ich, ich und meine Sünden,
Die sich wie Körnlein finden
Des Sandes an dem Meer,
Die haben dir erreget
Das Elend, das dich schläget,
Und das betrübte Marterheer.

12b.
Bist du nicht seiner Jünger einer?


このBist du nichtに付いている、スタッカートは、
短くというよりは、強調している感じで歌って下さいとの事。
ソプラノにしか書いてない所も、
後のパートは、ならってそのように・・・と。

最後に

14. コラール
Petrus, der nicht denkt zurück,
Seinen Gott verneinet,
Der doch auf ein' ernsten Blick
Bitterlichen weinet.
Jesu, blicke mich auch an,
Wenn ich nicht will büßen;
Wenn ich Böses hab getan,
Rühre mein Gewissen!

先生は、身体を緩めながら、集中することを
西洋音楽では必要な事とおっしゃり、
呼吸を止めないで、全部を見渡して、緩めながら歌う重要性を
おっしゃいました。

だいたい、肉体は、鍛える方が簡単で、
緩めるのは、難しいのです。

しかし、津軽三味線のように、息をとめたような
一点集中は、西洋音楽には、あまり必要なく、
ヴァイオリン弾きは、ゆったりと呼吸をしながら、
全部を見渡して弾いていると。

緩めるが、今回のテーマでございました。

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テキストから目を外す [ヨハネ受難曲]

2011年7月29日の練習

11番のコラールより練習

11. コラール
Wer hat dich so geschlagen,
Mein Heil, und dich mit Plagen
So übel zugericht'?
Du bist ja nicht ein Sünder
Wie wir und unsre Kinder,
Von Missetaten weißt du nicht.
Ich, ich und meine Sünden,
Die sich wie Körnlein finden
Des Sandes an dem Meer,
Die haben dir erreget
Das Elend, das dich schläget,
Und das betrübte Marterheer.

先生は、我々はあんまりにも楽譜を見すぎると
おっしゃり、
ワンフレーズの始まりを見たら、
終わりまで楽譜を見ないで
歌えるようにならなくては・・・と。

個人個人の力の底上げをすること。


12b. 合唱
Bist du nicht seiner Jünger einer?

入りの音をしっかりと。
発声が安定したら、もうすこし、ニュアンスをつけてみて。


14. コラール
Petrus, der nicht denkt zurück,
Seinen Gott verneinet,
Der doch auf ein' ernsten Blick
Bitterlichen weinet.
Jesu, blicke mich auch an,
Wenn ich nicht will büßen;
Wenn ich Böses hab getan,
Rühre mein Gewissen!

一部の終わりなのに、
なんだか、騒がしく明るすぎる。

テナー
denkt zurück,は、階段をしっかり上がるように。

ソプラノ
Bösesは、大きな声でなくて良いので、揺らさないように。

Rühre mein Gewissen!
ここは、前と同じ声ではいけない。
ずーっと、ぎりぎり同じ声にならないこと。
呼吸がある。緩急をつけて。

24番

Wohin ?

さて、またまた、Wohin ?の練習です。
今回は、最後のひとくさりを練習。
それから、2番目に戻り・・・
美しく終わるのは、とっても難しいです。

15. コラール
Christus, der uns selig macht,
Kein Bös' hat begangen,
Der ward für uns in der Nacht
Als ein Dieb gefangen,
Geführt für gottlose Leut
Und fälschlich verklaget,
Verlacht, verhöhnt und verspeit,
Wie denn die Schrift saget.

Christusと見たらder uns selig macht,が出てくるように。
そのフレーズの最後まで目指して。

楽譜から、目を外すことを、今回先生は、
一番おっしゃったような気がいたします。


17. コラール
Ach großer König, groß zu allen Zeiten,
Wie kann ich gnugsam diese Treu ausbreiten?
Keins Menschen Herze mag indes ausdenken,
Was dir zu schenken.

Ich kann's mit meinen Sinnen nicht erreichen,
Womit doch dein Erbarmen zu vergleichen.
Wie kann ich dir denn deine Liebestaten
Im Werk erstatten?

meinen Sinnenは切らないで。
フェルマータのおさまりかたを、
ずーっと同じ音量ではなく、
最後は柔らかに着地出来るように。
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ソプラノ・パート練習 [ヨハネ受難曲]

2011年7月22日の練習

今日は、ソプラノだけのパート練習です。
福島先生の指導、小沢先生のピアノと、
いつもと同じですが、他のパートがいないだけで、
なんとも、心もとない感じです。

最初に、37番コラールを練習。

37. コラール
O hilf, Christe, Gottes Sohn,
Durch dein bitter Leiden,
Daß wir dir stets untertan
All Untugend meiden,
Deinen Tod und sein Ursach
Fruchtbarlich bedenken,
Dafür, wiewohl arm und schwach,
Dir Dankopfer schenken!

次に、難しい、39番の合唱を。

39.
Ruht wohl, ihr heiligen Gebeine,
Die ich nun weiter nicht beweine,
Ruht wohl und bringt auch mich zur Ruh!
Das Grab, so euch bestimmet ist
Und ferner keine Not umschließt,
Macht mir den Himmel auf und schließt die Hölle zu.

左端から、1,2、と順番に番号を言っていって、
最初に、1のグループの人が歌いました。

14小節で一オクターブ跳ね上がる所の練習を
少しいたしました。
先生は、wohlと歌った、最後のlを舌につけたまま、
口の中を準備して、上がると、おっしゃいました。
舌をつけた時に、もう、口の中は、
上がる準備が出来ているように・・・と。
もちろん、口だけでなく、足の支えや、膝の柔らかさなど
みんな含めて、美しく、柔らかい音で跳躍すること。
高い音だからと言って、押しださないこと。
身体を縮めない事。

19小節終わりのRuht wohlは、
柔らかく、澄んだ音で、本当の安らぎを感じるように。
前のフレーズを引きずらない事。


32小節目のRuh!の音は、
明るく、高く、美しく、
それまでの音とは激変させること。

40小節目の伸ばす音は、ずっと同じではなく、
音の中で、膨らませるところと、納めるところと。

und bringt auch mich zur Ruh!のauchの時、
顎を上げないこと。
顎を閉じない事。
michで、音が切れないように。

und bringt auch mich のundのdの発音を
きちんと出して。

34小節ihr heiligen Gebeineはもっと歌って。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

休憩後、
27b.
Lasset uns den nicht zerteilen,
sondern darum losen, wes er sein soll.

だいたい、合ってはいるのですけど、正確ではないので、
もっと、綿密に・・・ということで、これも、1,2に分かれて練習。

Lassetの-tを出して。
カンマの位置で、ブレスして、他の所で切らない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次に、入りの難しい、
23d.
Weg, weg mit dem, kreuzige ihn!

内容は、過激だけど、美しく行きたいとのお言葉に、
なるたけ、乱れず、冷静に・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に、1番、冒頭の合唱をものすごい、スピードで、
歌って終わりになりました。

1.
Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm
In allen Landen herrlich ist!
Zeig uns durch deine Passion,
Daß du, der wahre Gottessohn,
Zu aller Zeit,
Auch in der größten Niedrigkeit,
Verherrlicht worden bist!

H元さんいわく、ソプラノだけじゃ、やっぱり、
寂しいですね・・・とのお言葉。

本当に、合唱というのは、1パートだと、音もなにもかも
寂しいものです。

しかし、ひとつひとつが綺麗じゃないと、
みんな集まったら、すごい事になってしまうのも、事実です。

そして、ひとりひとりが綺麗でないと、
パートもまとまりません。
自覚をもって、練習していきたいと思います。



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生きている声 [ヨハネ受難曲]

2011年7月15日の練習

先生のエヴァンゲリスタから。
21a Und die Kriegsknechte flochten eine Krone

次に、我々の
21b.
Sei gegrüßet, lieber Jüdenkönig!
前回もこの曲、練習したのですが、
軽やかさが足りないと、先生はおっしゃって、
わざと、いつもより早いスピードで、歌ってみました。
テンポを軽快に。弾みをもって歌うこと。

Jüdenkönigの最後の-gの発音をきちんと言うこと。

Jüden-のJの子音をきちんと発音すること。

歌う時、いつも生きていないといけない。
一回も同じではない。ひとつひとつのフレーズを
膨らませて。

次に、先生のエヴァンゲリスタ
21c. レチタティーボ / Und gaben ihm Backenstreiche

すぐに、我々の
21d. 合唱
Kreuzige, kreuzige! に入ります。
ポンっと入る。音をずり上げない。

先生のレチタティーボ
21e. Pilatus sprach zu ihnen


次に、我々の早口で難しい、21f

21f. 合唱
Wir haben ein Gesetz, und nach dem Gesetz soll er sterben;
denn er hat sich selbst zu Gottes Sohn

これは、ソプラノがとっても、美しく歌わなければならない所があるのですが、
せっかく良い所が、単に音を伸ばしているだけになってしまっていて、
もったいないので、歌いどころは歌うこと。
78小節の終わりあたりから、その個所があります。
81の伸ばしている、Eisの音だけでなく、次のDの音、Cの音にも
表情が欲しいと、先生がおっしゃいました。
降りてくる音形なので、おっこちるようにならないように。

次に、コラール
22. コラール
Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn,
Muß uns die Freiheit kommen;
Dein Kerker ist der Gnadenthron,
Die Freistatt aller Frommen;
Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,
Müßt unsre Knechtschaft ewig sein.

もっと、内省的な声で歌うこと。

23b. 合唱
Lässest du diesen los, so bist du des Kaisers Freund nicht;
denn wer sich zum Könige machet,
der ist wider den Kaiser.

nichtをちゃんと発音すること。
これが聞こえないと、
正反対の意味になってしまうから、
とっても重要です、と、先生。

先生の レチタティーボ から、23bに入る練習。
23d.
Weg, weg mit dem, kreuzige ihn!

23f. 合唱
Wir haben keinen König denn den Kaiser.

最後に
37. コラール
O hilf, Christe, Gottes Sohn,
Durch dein bitter Leiden,
Daß wir dir stets untertan
All Untugend meiden,
Deinen Tod und sein Ursach
Fruchtbarlich bedenken,
Dafür, wiewohl arm und schwach,
Dir Dankopfer schenken!

を練習して、今回の練習は終了しました。

次回、7月22日は、ソプラノのパート練習になります。
ソプラノのみなさま、頑張りましょう♪

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内面的な声 [ヨハネ受難曲]

2011年7月8日の練習

富士と合同の、合宿も終わり、
また、こつこつと、練習の日々です。

21b.
Sei gegrüßet, lieber Jüdenkönig!

この曲からスタート。

次に、
21d.
Kreuzige, kreuzige!
バス、50小節からの、伸ばした音は、
クレシェンド。浮かないように、地を響かす感じで歌うこと。

次に
21f.
Wir haben ein Gesetz, und nach dem Gesetz soll er sterben;
denn er hat sich selbst zu Gottes Sohn gemacht.

87小節のソプラノのリズムが、出来てない人が多く、
先生は、そこを解決してくださいと、おっしゃいました。
ソプラノ長い音が、決まらないので、ちゃんと音程を取って、
膨らませること。

22. コラール
Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn,
Muß uns die Freiheit kommen;
Dein Kerker ist der Gnadenthron,
Die Freistatt aller Frommen;
Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,
Müßt unsre Knechtschaft ewig sein.

これは、 Knechtschaftの Knecht-のtが聞こえないので、
きちんと、そこまで発音すること。

23b. 合唱
Lässest du diesen los, so bist du des Kaisers Freund nicht;
denn wer sich zum Könige machet, der ist wider den Kaiser.

14小節のdenn、をポンッと合わせるように。
バラバラにならないこと。


23d.
Weg, weg mit dem, kreuzige ihn!

23f. 合唱
Wir haben keinen König denn den Kaiser.

この最後のKaiserは行って帰ってくるように歌うこと。

24. アリア (バス) と合唱 / Eilt, ihr angefochtnen Seelen

Wohin ?の練習。
三回目のひとくさりのWohin ?が音を正確に取れていないので、
各パート、取ってくるように。


25b. 合唱
Schreibe nicht: der Jüden König,
sondern daß er gesaget habe: Ich bin der Jüden König.

sondernをきちっと合わせること。

26. コラール
In meines Herzens Grunde
Dein Nam und Kreuz allein
Funkelt all Zeit und Stunde,
Drauf kann ich fröhlich sein.
Erschein mir in dem Bilde
Zu Trost in meiner Not,
Wie du, Herr Christ, so milde
Dich hast geblut' zu Tod!

まだ、みんな心の声で歌っていない。
内面から出る、深い声でこのコラールは歌わなければならない。

27b.
Lasset uns den nicht zerteilen, sondern darum losen, wes er sein soll.


Lasset の-tがまだ、発音がはっきり聞こえないので、
きちんと出すこと。
それから、losenの前で、切らない。
sondern darum losenはひとつのフレーズ。
きちんと、カンマの位置で、ブレスすること。

先生は、大雑把には、出来ているけれども、
あとは、どれだけ、精度を高めていけるか、音程を綺麗にして、内面的な声を
だしていけるか、みなさん次第ですので、お願いしますとおっしゃいました。

そういう訳で、ソプラノはパート練習をする事になりました。
日時は、追って連絡いたします。


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語尾の発音 [ヨハネ受難曲]

2011年6月24日の練習

まずは、39番から。

39. 合唱
Ruht wohl, ihr heiligen Gebeine,
Die ich nun weiter nicht beweine,
Ruht wohl und bringt auch mich zur Ruh!
Das Grab, so euch bestimmet ist
Und ferner keine Not umschließt,
Macht mir den Himmel auf und schließt die Hölle zu.

とにかく、子音をはっきりと。
ソプラノ、最初のihrの音をずり上げて入らない事。
und bringt auch mich zur Ruh!

bringtの-gt
auchの-ch
mihの-chなど、語尾の発音をはっきりと。

次に40番
40. コラール
Ach Herr, laß dein lieb Engelein
Am letzten End die Seele mein
In Abrahams Schoß tragen,
Den Leib in seim Schlafkämmerlein
Gar sanft ohn einge Qual und Pein
Ruhn bis am jüngsten Tage!
Alsdann vom Tod erwecke mich,
Daß meine Augen sehen dich
In aller Freud, o Gottes Sohn,
Mein Heiland und Genadenthron!
Herr Jesu Christ, erhöre mich,
Ich will dich preisen ewiglich!

どのパートも音楽性が問題。

バスEngeleinの-geleinを押さない。

次に、
25b. 合唱
Schreibe nicht: der Jüden König,
sondern daß er gesaget habe: Ich bin der Jüden König.

そして、先生のエヴァンゲリスタ

フラットが一つ増え、26番コラールの入り。

26. コラール
In meines Herzens Grunde
Dein Nam und Kreuz allein
Funkelt all Zeit und Stunde,
Drauf kann ich fröhlich sein.
Erschein mir in dem Bilde
Zu Trost in meiner Not,
Wie du, Herr Christ, so milde
Dich hast geblut' zu Tod!


27b. 合唱
Lasset uns den nicht zerteilen,
sondern darum losen, wes er sein soll.

wes er sein soll. は、はっきりと。
その前のリズミックな感じと区別して。

28. コラール
Er nahm alles wohl in acht
In der letzten Stunde,
Seine Mutter noch bedacht,
Setzt ihr ein' Vormunde.
O Mensch, mache Richtigkeit,
Gott und Menschen liebe,
Stirb darauf ohn alles Leid,
Und dich nicht betrübe!

このコラールは、十字架上のイエス様の言葉を元に、
作られています。
もうちょっと、音程の調整、響きの調整をしたいと、先生。

楽しかった、箱根の合宿の様子は、
また、次回に・・・♪

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オルガンに合わせる [ヨハネ受難曲]

2011年6月17日の練習

前回から、半音下げた練習になっていますが、
今日は、Ⅰ部1番から。

会場が、今回お隣の部屋になり、
ベーゼンドルファーとオルガンのある、
贅沢な環境・・・。

やっぱり、さち先生の弾く、ベーゼンの音は違います(*^_^*)

まぁ、しかし、我々の声は相変わらずなんですけどネ(^^;

それでも、いつもより丁寧に歌えた気がするのは、
気のせいでしょうか・・・ちょっとゆっくりめに、
福島先生は振って下さいました。
合唱に被さる、美しいオーボエの音・・・と思ったら、
福島先生のお声でした。
いや~、素敵素敵。本物のオーボエのように美しい。

美しいといえば、福島先生のお声で、ベーゼンドルファーが
鳴るのですよ・・・共鳴するのです。
なんと美しい。
私は、それを聴いて、思わずひとり、声に出してしまいました。
「ああ、美しい・・・」

こんな美しい環境・・・
コラールを歌うのに、オルガンをさち先生は弾いてくださり、
もう、雰囲気は、ばっちりです。

で、我々の歌ですな。

むむむ。

第1部
1. 合唱
Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm
In allen Landen herrlich ist!
Zeig uns durch deine Passion,
Daß du, der wahre Gottessohn,
Zu aller Zeit,
Auch in der größten Niedrigkeit,
Verherrlicht worden bist!


bistや、Verherrlichtの語尾が抜けるので、
tの発音はくっきりと。

Zeigの語尾をtと歌っている人がいるので、
気をつけて。

最後のbistのD-durのⅠの和音は輝かしく。
D-durは、神を現す調なので。


3. コラール
O große Lieb, o Lieb ohn alle Maße,
Die dich gebracht auf diese Marterstraße
Ich lebte mit der Welt in Lust und Freuden,
Und du mußt leiden.


Liebのみ、フェルマータとどまります。
愛ですから。
これは、オルガンと相まって、素敵に響きました。

5番、11番と進み、
14番
14. コラール
Petrus, der nicht denkt zurück,
Seinen Gott verneinet,
Der doch auf ein' ernsten Blick
Bitterlichen weinet.
Jesu, blicke mich auch an,
Wenn ich nicht will büßen;
Wenn ich Böses hab getan,
Rühre mein Gewissen!

アルトのzurückの-rückの音を感じて。

最後に、前回やり残したコラール40番

40. コラール
Ach Herr, laß dein lieb Engelein
Am letzten End die Seele mein
In Abrahams Schoß tragen,
Den Leib in seim Schlafkämmerlein
Gar sanft ohn einge Qual und Pein
Ruhn bis am jüngsten Tage!
Alsdann vom Tod erwecke mich,
Daß meine Augen sehen dich
In aller Freud, o Gottes Sohn,
Mein Heiland und Genadenthron!
Herr Jesu Christ, erhöre mich,
Ich will dich preisen ewiglich!

最後なので、振り返るように。
みんなの歌うのは、
ちょっと元気がありすぎる、と福島先生。

さて、合宿までに、
気をつけて歌えるでしょうか・・・。

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半音下がる [ヨハネ受難曲]

2011年6月10日の練習

前回、2部の21番まで行きましたので、その続きかと思いましたら、
今日は、何と、また2部の頭に戻りました。

それも、ピリオド楽器対応なので、ピアノで半音下げての練習です。

そ、そんな難しいことを・・・
特に、ピアノを弾かれるさち先生は、大変でしょう。

しかし、さち先生は、美事にクリアなさっていました。
うかがったお話によりますと、
学生時代、ソルフェージュのハイレベルな問題で、
平均律の一曲を3度下げて弾きなさい・・・な~んていう、
課題があったのだそうな・・・。

そんなの、何の意味があるのだろう・・・と学生時代の
さち先生は思ったそうですが、
ここに来て、半音下げたヨハネ受難曲のピアノパート演奏が来て、
何事もやっぱり、意味があるのだと・・・(^^)

という事で、我々も戸惑いながらの、
半音下げた練習でした。

福島先生は、「言わなかったら気がつかなかった?」なんて、
冗談をおっしゃいましたが。

ソプラノは半音下げてしっとりした感じに慣れること。
アルトは、低いけれども、響きをなくさないで。
直接出すと、遠くまで届かない、響きの無い声になりやすいので、
注意すること。

今回練習した曲は、

第15曲:Christus, der uns selig macht
第16b曲:Wäre dieser nicht ein Übeltäter
第16d曲:Wir dürfen niemand töten
第17曲:Ach großer König
第18b曲:Nicht Diesen, Diesen Nicht
第22曲:Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn
第23b曲:Lässest du diesen los
第23d曲:Weg, weg mit dem
第23f曲:Wir haben keinen König denn den Kaiser
第25b曲:Schreibe nicht: der Jüden König
第26曲:In meines Herzens Grunde
第27b曲:Lasset uns den nicht zerteilen
第28曲:Er nahm alles wohl in acht
第37曲:O hilf, Christe, Gottes Sohn 
第39曲:Ruht wohl, ihr heiligen Gebeine

かなり、歌いました。

16d Wir dürfen niemand tötenの
テナー、半音づつ上がっていく一音一音を、
棒のようではなく、球のように膨らませて。

79小節目から始まるバスのEの音は、
地響きのように、オルガンで言えば、足鍵盤で、一音を
ゴーーッと鳴らしている感じで。

ソプラノはもっと、しなやかに、フレーズを捕らえて、
同じ音量のままで、一直線に歌うのではなく、
所々膨らませて、しなやかに。

17番コラール
縦の線は、きちっと合すけれども、
横の流れは一直線ではなく、しなやかに。

23d Weg, weg mit dem
これは、半音下げた為、ソプラノの入りが崩壊しました。
音を高くとってしまう人が続出。
しかし、練習の末なんとかなった模様です。

23f Wir haben keinen König denn den Kaiser
これは、17小節、4拍目で入る keinen Königからのフレーズを
揃えて、力強く。

39番 Ruht wohl, ihr heiligen Gebeine
これは、やっぱり半音下がった混乱で、
112小節からのソプラノが、
4音も高く出てしまい・・・

またまた、混乱の最終練習曲になってしまいました。

けっこうこの半音、問題です。

次回練習は、第一部を半音下げて、練習・・・。

さて、どうなりますことやら。

それから、ジングのI川さんが、
ジングフェラインのHPにJ. S. Bach《ヨハネ受難曲》演奏法という題で、
これまでの練習法をまとめて下さった、素晴らしいレポートがあります。
こちら、団員の方は、ご覧になれますので、
是非、読んでくださいネ♪



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ピラトとの対話 [ヨハネ受難曲]

2011年6月3日の練習

15番コラールから。

15. コラール
Christus, der uns selig macht,
Kein Bös' hat begangen,
Der ward für uns in der Nacht
Als ein Dieb gefangen,
Geführt für gottlose Leut
Und fälschlich verklaget,
Verlacht, verhöhnt und verspeit,
Wie denn die Schrift saget.

私たちに幸せをもたらすキリストは
何の悪事もしていないのに、
私たちの代わりに、夜中に
盗人として捕らえられました。
神を恐れない人々の前に連れだされ
虚偽の罪で捕らえられ、
嘲られ、侮辱され、唾を吐かれました。
それは聖書が語っているとおりなのです。

・・・・・・・・・・・・・・

最初から、今日はなんだかみんな低めだねぇ、
と先生はおっしゃって、
ちゃんと、音を聴いて!と、注意なさいました。

歌っていくうちに、普通くらいに戻っていきましたが、
たしかに、録音を聴くと、とっても低いし、
フェルマータに向うフレーズ感も無いですね。

それでも、少し調子が出てきたのか、
なんとか、通りまして、次の曲へ・・・

先生のエヴァンゲリスタ・・・
ピラトとの音色を使い分ける、先生は、
やっぱり凄いです。

そんなこと言っているうちに、
我々の出番。

16b. 合唱
Wäre dieser nicht ein Übeltäter,
wir hätten dir ihn nicht überantwortet.

「この男が罪人でなかったら、
あなたに引き渡したりはしていない」

この入りが難しくて・・・
準備をちゃんとしておくように、先生に何度も言われました。
唐突でもいけない、しかし、立ち上がりが遅くてもいけない。

同じような注意を、次の曲でも言われました。

16d. 合唱
Wir dürfen niemand töten.

「私たちには人を殺す権限がない」

まずは、入りをくっきりと。
ソプラノらしい美しい響きも無くさないで、

tötenは、トゥーにならないように・・・
それならば、テの方がましだというお話です。

ソプラノ55小節-tenはちゃんと到達すること。

次のエヴァンゲリスタを先生は歌って下さり、
イエスのパートも歌われました。

(イエス)「私の国はこの世のものではない。
もし、私の国がこの世のものであったら、
私のしもべ達が戦い、
私がユダヤ人に引き渡されないようにするだろう。
しかし いまは私の国はここにはない」

ここ、素敵なメロディのある、イエス様のレチタティーボです。
私のしもべ達が戦い・・・という場所に、バッハは、
動きのあるメロディをつけました。
演劇的です。

前々回の、
「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」
みたいですね。

この・・・私のしもべ達が戦い・・・
という個所は、武装した天使たちの姿が見えるような
凛々しい音楽です。
先生も、少し勇ましく、そこを歌われていました♪

それで、次のコラール

17. コラール
Ach großer König, groß zu allen Zeiten,
Wie kann ich gnugsam diese Treu ausbreiten?
Keins Menschen Herze mag indes ausdenken,
Was dir zu schenken.


Ich kann's mit meinen Sinnen nicht erreichen,
Womit doch dein Erbarmen zu vergleichen.
Wie kann ich dir denn deine Liebestaten
Im Werk erstatten?

ああ あらゆる時代にわたって偉大な王よ、
どうすれば あなたの正しさを十分に伝えられるでしょうか?
どんな人の心も、あなたに何を捧げればばいいか
思いつくことはできません。

私にはできません、
自分の心持を あなたの憐れみと比べることなど。
一体どうやって 私があなたの愛の業に
行為で返すことが出来るでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・
バスは、歩むように歌うこと。
力が入っていると、ろくな事にはならないです、と先生。
力が入ってても気がつかない人が多いけど、
まずは、気がついて。
それから上半身の力を抜いていくこと。

それから、

先生は、エヴァンゲリスタのパートと、
ピラトとイエスの対話をお歌いになりました。

18.Bibeltext

ピラトはイエスに言った。
(ピラト)「それでは おまえはやはり王だというのか?」
イエスは言った
(イエス)「あなたの言うとうり、私は王だ。
私は真理を示すために生まれ、
この世に来た。
真理から出た者は、私の声を聞く」
ピラトはイエスに言った。
(ピラト)「真理とは何か?」

ピラトはこう言うと、
再びユダヤ人たちの前に出て
彼らに言った。
(ピラト)「私は彼に 何の罪も見いだせなかった。
ところで、私がおまえたちの中の一人を釈放するのが、
お前たちの慣習になっている。
望むのなら、このお前たちの王を釈放するが?」
すると彼らは叫んで言った。
18b.
Nicht diesen, sondern Barrabam!

「その者ではなく、バラバを!」
・・・・・・・・・・・
罪深い部分です。
ピラトの「真理とは何か?」の問いに
イエス様は御答えにならず、
ピラトも再びは問わず、
群衆の力により
十字架になだれ込んでいきます。

・・・・・・・・・・・・

休憩後

判決の場面に入りました。
21.Bibeltext

先生のエヴァンゲリスタから。

兵士は茨で冠を編むと
それをイエスに載せ、
紫の衣を着せて言った。

21b. 合唱
Sei gegrüßet, lieber Jüdenkönig!
(合唱)「ごきげんよう、ユダヤの王様よ!」
・・・・・・・・・・・・・・

レガートに歌わず、良いテンポをもって。
アクセントはkönigにあります。
Jüdenkönigはノンブレス。

そして、先生のエヴァンゲリスタ・・・・

そして彼を平手打ちした。

ピラトは再び外に出てきて、ユダヤ人たちに言った。
(ピラト)「見よ、私は彼を連れ出そう、
彼に何の罪も認めないことを おまえたちに教えるためだ」
イエスは外に出されたが、
茨の冠と紫の衣を身につけたままだった。
そして、ピラトは彼らに言った。
(ピラト)「見よ、この人の様を!」
祭司長と従者たちはイエスを見て、
叫んで言った。

21d.
Kreuzige, kreuzige!

「十字架につけろ!十字架につけろ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ピラトの「見よ、この人を!」は絵画の題材にも
沢山されていて、
ご覧になった方も沢山いらっしゃると思います。

Kreuzige, kreuzige!
は、美しい声で。
2声が合わせて入るKreuzigeは、合わせる意識を持って。


・・・・・・・・・・・・・・
ピラトは彼らに言った。
(ピラト)「自分たちで彼を連れていって、
十字架につければいいだろう、
私は彼に何の罪も認められない!」
ユダヤ人達はピラトに答えた。

21f. 合唱
Wir haben ein Gesetz, und nach dem Gesetz soll er sterben;
denn er hat sich selbst zu Gottes Sohn gemacht.
「私たちには律法があり、
それによれば彼は死ぬべきだ。
なぜなら 彼は自らを神の子と称したのだから」
・・・・・・・・・・・・・・・・・

この合唱・・・佳境まっただなかなのに・・・
けっこうセリフを忘れていて、
様にならず・・・反省。

なんだか、ここの所、毎回最後の歌が
シマラナイ感じで終わってしまい、
次週持ち越しが多いので、
来週こそは頑張ろうと、心に誓う私でした(*^_^*)







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