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新しいブログ [インフォメーション]

次なる曲、ミサ・ロ短調の為に、
新しいブログを作りました。

その名は、Neue h-moll Tagebuch

よろしかったら、これからも御贔屓にしてくださいませ。

http://blogs.yahoo.co.jp/renrentzbach
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ふたつのヨハネ [ヨハネ受難曲]

東京ヨハネ公演の、打ち上げの時に、
ソプラノ・ソロの美しい藤崎さんがおっしゃいました・・・
「不思議な事に、同じ指揮者、同じソリスト、同じオーケストラ、
同じコーラス・・・でも、同じ音にはならないのですね。」

そして、また
マエストロ福島もおっしゃいました・・・
「富士ヨハネからの一カ月で、僕は別人になりました。
それほど、バッハやヨハネの力は偉大だったという事です。」

昨日、私はヨガをしながら、考えていました。
「一秒前と身体は、違っていく。新しい細胞が生まれ、
古い細胞は死んでゆく。」

物事は移りゆきます。
しかし、バッハの作品は永遠なのです。

2011年11月23日
その日は、東京ジングフェラインの第4回定期公演の日でした。
演目は、バッハ作曲「ヨハネ受難曲」

素晴らしいオーケストラ、素晴らしいソリスト、
素晴らしい指揮者、そして、我々東京ジングフェラインと
賛助出演の富士ベートーヴェン・コーラスの面々。

「コーラスですけど、リハーサルと、本番と物凄く違うので、
びっくりしました」(藤崎先生・談)

「だって、福島先生があんなに、凄い指揮をなさるから・・・」
(副団長・相澤談)


そうです。福島先生の指揮は、本当に凄まじいものでした。
両手から溢れ出るパワーと、
全身から放出されるエネルギーとオーラ。

そのエネルギーに、県立音楽堂の中のすべてが
共鳴していました。
観客の心と、演奏者の心が一体になったのです。

「最終曲のコラールで定形通り謳い上げられる
キリストの復活と栄光とを讃えるその響きに包まれながら、
一向に終息に向かわないあの日以降の過酷な現況へと
自然と思いは向かって、
信仰心あるわけではないが奥底の方から
真摯な祈りを牽き出されないではいられなかった。」
(PJnews.記事:石川雅之
http://www.pjnews.net/news/792/20111125_1


マエストロは後からおっしゃいました
「冷静に振り終えました。」
・・・えっ、あの熱演が?


演奏会には昔から言われている、
何種類かのパターンがあります。

1)指揮者が酔っていて、演奏者は冷めている
観客は当然冷めている・・・これは、公演失敗の例

2)指揮者が酔っている、演奏者が酔っている、
観客は冷めている・・・これも失敗

3)指揮者は冷静、演奏者と観客が音楽に酔っている
  ・・・これは、ほどほどに成功

4)指揮者は冷静、演奏者も冷静、観客が熱狂している
  ・・・一番の成功した公演の例。

今回はどうでしょうか・・・
3と4の間・・・だと良いな・・・という感じですが・・・
自分たちで言うのもおこがましいですが・・・

かくいう、私も、冷静でした。
それは、富士の時に感情をコントロール出来なかった事を
反省して、冷静に音楽と向き合っていたのでした。

とにかく、入りすぎてしまったら、
いけません。
どこかに客観的な自分を残しておかないと。

35番の美しい藤崎さんのアリアも、
聴き惚れないで、自分達の出の、37番コラールの出だしの高音の
為に、軟口蓋を持ちあげて、
鼻に息を通しておく・・・そんな事を
ソプラノに伝え・・・

そう、基本的に人間も、オーボエや、トラベルソと何の変わりもありません。
管楽器の人たちは、よく、す~~っと楽器に息を通してますが、
あんな感じで、歌う人間も息を鼻に通したりします・・・
(って、私だけ?じゃ、ないですよね?一流の歌手はすぐ歌えるのかも
しれませんけど・・・私には、ムリムリ。上げておかないと、すぐ、
落っこちます。)


1000人の音楽堂満員の聴衆の祈りと、
舞台の上の我々の祈りが、一体となって・・・

天のお父様に、届いたでしょうか・・・。

コラール40番終曲

ああ、主よ、どうかあなたの愛する天使に命じ、
最後の時には 私の魂を
アブラハムのひざの上に運ばせてください、
この体をその寝室で
苦しみも痛みもなく安らかに
最後の審判の日まで休ませてください!
その日には、私を死の眠りから覚ましてください、
私の眼があなたの姿をこの上ない喜びの内に
とらえられるように。おお、神の子よ、
私の救い主よ、恵みの座よ!
主、イエス・キリストよ、
私の願いを聞いてください、
私はとこしえにあなたをほめ称えます!

何度でも何度でも歌いたい。
この曲を
この祈りを。

Durch Jesum Christum,Amen!




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最終練習 [ヨハネ受難曲]

2011年11月18日の練習

1番から、順番に歌っていきました。
先生のエヴァンゲリスタを聞くのも、これが
最後かと思うと、何だか、
胸がいっぱいになりました。

この一瞬一瞬が、本当に大切で、
本当に、この曲を練習していた2年くらい、
幸せだったのだと、そんな思いを噛みしめながら、
最終練習を終えました。

半音下げて、頑張ってくださった、さち先生にも、
感謝です。

後は、明日のゲネに向けて、頑張るだけです。

テキストに、訳を書いていくその、作業。
一文字一文字が、愛おしいです。

団員がみんな、元気で、実力が出せますように・・・
神様にお祈りして、今日は就寝します。

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いよいよ、大詰め [ヨハネ受難曲]

2011年11月4日の練習

前半は、ソプラノ、アルト、テナーによる、
24曲目の練習。

音を覚えて、楽譜から目を外して、
入りのタイミングのみに、集中すること。

一まとまりで三回繰り替えすWohin ?を、
それぞれ、切らないで、
繋げるつもりで。

後半、バスが到着。
一番から。
1.
Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm
In allen Landen herrlich ist!
Zeig uns durch deine Passion,
Daß du, der wahre Gottessohn,
Zu aller Zeit,
Auch in der größten Niedrigkeit,
Verherrlicht worden bist!

Herrのrrを、口を開けて飛ばすこと。
58小節からのZeigは強すぎない。
その後のシンコページョンは、入りとタイミングが遅れないように。
先日のコンサートでは、遅れ気味だったため。

2b、2d、
3番コラール
12b、16d、
18b、

18b.
Nicht diesen, sondern Barrabam!

衝撃的に。
バスの23小節め、のBarrabam!
は、強く凶暴に。

21b、

21b.
Sei gegrüßet, lieber Jüdenkönig!

ソプラノ、Sei gegrüßet,は
Sei gegrüßetであって、Seige grüßet,ではないので、
単語を意識すること。



21f、27b

と、今回は、コラールじゃない、合唱曲を集中して練習しました。

さて、本当にあと二回の練習で、
横浜の県立音楽堂でのコンサートになります。
特に不得意な曲の見直し、
(特に、21f.
Wir haben ein Gesetz,
und nach dem Gesetz soll er sterben;
denn er hat sich selbst zu Gottes Sohn gemacht. の発音、口が遅れないように。

テナーの半音階の見直し16d. 合唱
Wir dürfen niemand töten. )

テキストの内容の完全な把握。
楽譜に日本語を書き下すのを、
推奨します。
(強制ではありません)
嫌な方もいらっしゃるかもしれませんが、出来るだけ
えんぴつで、内容を書いてみて下さい。

観客は、字幕を見ています。
歌っている我々が、観客以上に
テキストと物語を理解するのが
重要な事だと思います。

楽譜に書くのが嫌なら、別紙に書いて張るなど、
工夫してみて下さい♪

では、また、練習会場で♪




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東京ジングフェラインのヨハネ受難曲 [インフォメーション]

img117 (2).jpg


img122 (2).jpg





























































東京ジングフェライン第4回定期演奏会

J.S.バッハ ヨハネ受難曲 BWV245

日時:2011年11月23日(水・祝)
   開場 13:30 開演 14:00
会場:神奈川県立音楽堂 木のホール(JR 桜木町駅より徒歩)

エヴァンゲリスト/テノール 畑儀文
       イエス/バス 藤井大輔
         ソプラノ 藤崎美苗
    カウンターテナー 青木洋也
          バス 篠部信宏

           指揮 福島章恭

 オルケステッラ・デル・ジョルノ(真昼の星オーケストラ)
 コンサートマスター:天野寿彦 バロック・オーボエ:三宮正満 フラウト・トラヴェルソ:菊池香苗
 バロック・チェロ:西沢央子 コントラバス:原田遼太郎 リュート:高本一郎 オルガン:広沢麻美ほか

問い合わせ・申し込み Tel:042-625-6031(斎藤)


この日が近づいてきました。
我々の合唱団の、演奏会です。
この日の為に約2年、
頑張ってきました。

このブログも、
最期を迎えようとしています。
どうか、グラン・フィナーレを
お楽しみください。

人々の思いが、愛によってどう、紡がれていくのか、
美しいタペストリーは完成しつつあります。

最高の配置と、
最高の御配慮を、
神様に感謝いたします。







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ゴルゴタへの旅(富士ヨハネ感想) [ヨハネ受難曲]

私が、ヨハネ受難曲を、
初めて演奏会で聞いたのが、
受難節の演奏会で、BCJのものでした。
10年くらい昔の事です。
その時に、三宮さんのオーボエの美しさに打たれて、
何て素晴らしい音だろう・・・とうっとりしておりました。
(後、櫻井さんの、コントラバスにもうっとりしました。
それから、ペーター・コーイ、のバス・ソロ・・・この人の為に
コンサートに通ったものです。)

その、三宮さんのオーボエで、まさか、
自分が歌う事になるとは・・・
2011年10月23日、富士市ロゼ・ホール。
ここが、その場所になりました。

その日は、朝から曇りで、あいにく富士山は頭を隠していました。
前日のゲネは雨でした。
素晴らしいソリストの声と、
ピリオド・オーケストラの音色に
本当に、うっとりして。
そして、マエストロ福島の、快速な指揮にのって、
全曲を通した我々は、少し自信を持って、
本番を迎える事になりました。

ゲネでも、十分素晴らしかったのです。
心が震えました。

しかし、本番の、この雰囲気は何なのでしょう。
I澤さんにお祈りをしていただき、
ステージに上がった我々。
後は、福島先生の指揮についていくだけです。

それは、本当に旅のようでした。

物語が進むにつれて、
物語に入っていく私がおりました。
それは、これまでの演奏会とは全く違ったものでした。

これまでの演奏会は、あくまで音楽のみが主体でしたが、
ヨハネは物語があり、音楽があります。
物語の中にすっぽりと、入ってしまった、私は、
挑戦的で、凶暴な群衆になりきったり、
コラールを歌って、人々の良心になったり・・・。

そして、ついにゴルゴタに、辿り着きます。
(24番を無事クリアして、ほっとして)

イエス様の、長い断末魔の声を聞いたとき、
私は、こらえきれずに、
舞台の上で、涙を流してしまいました。

これは、演奏者としては、あるまじき事です。
本当はあってはならないこと。

でも、それが起こってしまいました。
それほど、物語にシンクロしていたのです。

その時は、夢中でしたが、
後から、私が考えた事は・・・
バッハの緻密に計算された音の中には、
亡くなってしまた人を送り出す人の、
愛がみえると言う事です。
それは、イエス様の死だけでなく、
亡くなった、沢山の方への哀悼。

イエス様が亡くなった後の、
ヴィオラ・ダ・ガンバによる、
レクイエムのような30番の前奏・・・この曲のおかげで、
涙をなんとか収める事が出来ました。
きっと、これまでにもヨハネを歌ってきて、
ここで救われた人が、何人もいる事でしょう。
心が落ち着いてきました。

30番。素晴らしく美しいカウンターテナー、青木さんの
声が響いている中、
この、曲の激しい内的な暗さと、
途中の、ユダから出た勇士の歌詞の、躁的な高揚と、
そして、また暗さに、埋没していくその心の変化は、
愛する人を亡くしてしまい、残された人の心理に、
本当によく似ています。

客席からの、すすり泣きが私の耳に届きました。
聞いている皆様も、
私と同じ気持ちだったのでしょう。


そして、32番。
愛するイエスは、いつまでも心の中で生きている・・・
これは、亡くなった人の痛手から、立ち直りかけている人の、
柔らかな光がさしてくるような、そんな曲。
jaと、首を垂れるイエス様の、その優しさ。

しかし、やっぱり、まだ悲しい・・・
それが、ソプラノの藤崎さんの美しい35番アリア。
何度も、totと繰り替えす、
イエスの死への、美しい捧げもののような哀悼。

そして、長大なお葬式としての、39番。
安らかにお眠りください・・・そして、
お葬式の日の、青空のように晴れ渡る40番。
最後の「永遠に!」という所の、我々の祈り。

マエストロの腕が静かに降ろされ、
ヨハネ全曲が終わりました。
会場は、静けさに満ちていましたが、
だんだん拍手が沸き・・・
そうして、演奏会は終わりました。


イエスを亡くしてしまった人の、
その心の動きを、
バーチャルリアリティに味わってしまった私。

ほとんど、その場に居たと言っていいほどの
リアルさ。

そう、私は、本当に、
ゴルゴタま連れていかれてしまったのでした。
マエストロの指揮に連れられて。


音楽について、話したい事が沢山あるのですが、
今は、感情の方が先行して、
書けません。

また、後日落ち着いたら、
オルガンの長三和音の、ボディソニックの事とか、
19番のイエスの内面を書いた曲の扱いとか、
20番、マエストロの取った、ゆったりとしたテンポに
ついてとか、書けたら書きたいと思います。
私は、19番で鳥肌が立ち、
20番で、畑先生の、しみじみとした歌声に
本当に虹が見える思いでした。

他にも、黒いビロードの上の宝石のように、
暗いこの曲の中に、キラキラと光る、
美しい場面、音がたくさん散りばめられ・・・。

美しい思い出となって
私を包んでおります。
この美しい時間を与えてくださった
神に深い感謝を捧げます。


最後に、お世話になった、
鈴木団長と、
富士ベートーヴェンコーラスの方々、
ステージを支えて下さった方々、
ソリスト、オーケストラの方々、
ピアニストの先生方、
遠方より聞きに来て下さった方々、

最後に、マエストロ福島に
感謝を捧げて
終わりにいたします。

ありがとうございました。

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富士ベートーヴェンコーラスの「ヨハネ受難曲」 [インフォメーション]

img116 (2).jpg









富士ベートーヴェンコーラス第6期演奏会
J.S.バッハ ヨハネ受難曲 BWV245

日時:2011年10月23日(日)
   開場 13:00 開演 13:30
会場:富士市ロゼシアター大ホール
   http://rose-theatre.jp/

エヴァンゲリスト/テノール 畑儀文
       イエス/バス 藤井大輔
         ソプラノ 藤崎美苗
    カウンターテナー 青木洋也
          バス 篠部信宏

           指揮 福島章恭
 オルケステッラ・デル・ジョルノ(真昼の星オーケストラ)

詳しくは、こちらをご覧ください

http://www.geocities.co.jp/MusicHall/9570/index.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてさて、来週に迫りました、このコンサート。

福島先生、入魂のヨハネ受難曲。
お近くの方も、遠くの方も
どうぞ、聴きにいらしてください。
きっと、何かを持ちかえっていただけるt思います。

一流のソリスト、ピリオド楽器のオーケストラ、
美しいバッハの音楽と、劇的な展開。
字幕付きなので、初めて受難曲を聞く方にも、
安心して聞いていただけると思います。

芸術の秋に、
深い音楽を御一緒に・・・♪



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ほとんど、通し練習 [ヨハネ受難曲]

2011年10月7日の練習

一曲目から、練習。

1.
Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm
In allen Landen herrlich ist!
Zeig uns durch deine Passion,
Daß du, der wahre Gottessohn,
Zu aller Zeit,
Auch in der größten Niedrigkeit,
Verherrlicht worden bist!



70小節目、低い16分音符は、粒立ちをはっきり立てて、
切るように歌う。
しかし、だんだん音が上がってきて、フォルテで歌いやすくなってきたら、
短くせずに、普通の長さで。

67小節からのP(ピアノ)はSubito P(すぐに弱く)ではなく、
だんだん、テキストと共に、最低に弱い所までいくこと。

95小節、最後の bist!の和音は、くたびれた音にならないように。
最後のこのDのⅠの和音は、受難が栄光であったという、
深い意味が隠されている。それなので、この和音が決まらないと、
受難は栄光であったのだという意味が伝わらない。
輝かしく、確信に満ちて歌う事。

3. コラール
O große Lieb, o Lieb ohn alle Maße,
Die dich gebracht auf diese Marterstraße
Ich lebte mit der Welt in Lust und Freuden,
Und du mußt leiden.

深い息で歌う事。

5. コラール
Dein Will' gescheh', Herr Gott, zugleich
Auf Erden wie im Himmelreich.
Gib uns Geduld in Leidenszeit,
Gehorsam sein in Lieb und Leid;
Wehr und steur allem Fleisch und Blut,
Das wider deinen Willen tut!

Will'は、強い意志であらねばならないので、
発音ははっきりと。

gescheh',発音もっと、イーと横に伸ばして。

11. コラール
Wer hat dich so geschlagen,
Mein Heil, und dich mit Plagen
So übel zugericht'?
Du bist ja nicht ein Sünder
Wie wir und unsre Kinder,
Von Missetaten weißt du nicht.
Ich, ich und meine Sünden,
Die sich wie Körnlein finden
Des Sandes an dem Meer,
Die haben dir erreget
Das Elend, das dich schläget,
Und das betrübte Marterheer.

geschlagen,のソプラノとアルトが音がぶつかる所、
心の痛みを感じて。

12b.
Bist du nicht seiner Jünger einer?

音色が明るすぎるので、
もっと、疑惑を含んだ深い声で。

14. コラール
Petrus, der nicht denkt zurück,
Seinen Gott verneinet,
Der doch auf ein' ernsten Blick
Bitterlichen weinet.
Jesu, blicke mich auch an,
Wenn ich nicht will büßen;
Wenn ich Böses hab getan,
Rühre mein Gewissen!

24. アリア (バス) と合唱 / Eilt, ihr angefochtnen Seelen

さてまた、
Wohin ?の時間です。

音を覚えてしまって、指揮の合図で入ること。
間違えるのを恐れず、歌う事。
聴衆におっかなびっくりが伝わらないように。

先生は、バスを真ん中にした並びに
本番用に変えるように言われ、
アルト、テナー、バス、ソプラノの順番に
向って左から並びました。

そして、
39.
Ruht wohl, ihr heiligen Gebeine,
Die ich nun weiter nicht beweine,
Ruht wohl und bringt auch mich zur Ruh!
Das Grab, so euch bestimmet ist
Und ferner keine Not umschließt,
Macht mir den Himmel auf und schließt die Hölle zu.

バスでお隣になった、N川さんは、この曲が一番好きなんだそうです。

そして、終わるかと思いきや、
「みなさん、歌う気満々ですね」と福島先生が・・・
そして、40番。


40. コラール
Ach Herr, laß dein lieb Engelein
Am letzten End die Seele mein
In Abrahams Schoß tragen,
Den Leib in seim Schlafkämmerlein
Gar sanft ohn einge Qual und Pein
Ruhn bis am jüngsten Tage!
Alsdann vom Tod erwecke mich,
Daß meine Augen sehen dich
In aller Freud, o Gottes Sohn,
Mein Heiland und Genadenthron!
Herr Jesu Christ, erhöre mich,
Ich will dich preisen ewiglich!


こうして、今回の練習は終わりました。
富士の本番が23日と、近づいて来ています。
富士からの練習参加、
ソプラノN山さん、ありがとうございました(*^_^*)

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矢のように突き刺さる [ヨハネ受難曲]

2011年9月30日の練習

まず、39番から・・・

39.
Ruht wohl, ihr heiligen Gebeine,
Die ich nun weiter nicht beweine,
Ruht wohl und bringt auch mich zur Ruh!
Das Grab, so euch bestimmet ist
Und ferner keine Not umschließt,
Macht mir den Himmel auf und schließt die Hölle zu.

もっと、指揮を見て。
17小節、バス急がないで降りること。

und bringt auch michと上がっていく所、
michを捨てない。最後まできちんと発音し、歌う事。

67~69小節バスは雄弁に。
ソプラノ61小節の前打音は、
その次の音よりもはっきりと出すこと。

全員でistと言うので、
そろえて、発音と、発声を美しく。

そして、40番コラール

40. コラール
Ach Herr, laß dein lieb Engelein
Am letzten End die Seele mein
In Abrahams Schoß tragen,
Den Leib in seim Schlafkämmerlein
Gar sanft ohn einge Qual und Pein
Ruhn bis am jüngsten Tage!
Alsdann vom Tod erwecke mich,
Daß meine Augen sehen dich
In aller Freud, o Gottes Sohn,
Mein Heiland und Genadenthron!
Herr Jesu Christ, erhöre mich,
Ich will dich preisen ewiglich!


たったいま埋葬されたばかりなのに、
みなさんのその声はちょっと・・・と、先生。
もっと、内的な声で。
ミサ・ロ短調で言えば、Dona nobis pacemを歌うくらいの
内的な深さ。

21b.
Sei gegrüßet, lieber Jüdenkönig!

21d.
Kreuzige, kreuzige!

Kreuzigeは、矢のように、突き刺さるように。

21f.
Wir haben ein Gesetz, und nach dem Gesetz soll er sterben;
denn er hat sich selbst zu Gottes Sohn gemacht.

発音の難しいこの曲、
とにかく、言葉が聞こえないので、練習すること>ソプラノ

23b.
Lässest du diesen los, so bist du des Kaisers Freund nicht; denn wer sich zum Könige machet,
der ist wider den Kaiser.

zum のmは口をちゃんとつぐむ。

23d.
Weg, weg mit dem, kreuzige ihn!

入りを特に気をつけて・・・。

23f.
Wir haben keinen König denn den Kaiser.


27b. 合唱
Lasset uns den nicht zerteilen, sondern darum losen, wes er sein soll.

21小節、ソプラノのCの音がいつも高く、和声感が薄れるので・・・
(長調の和音のように聞こえるので)気をつける。暗く歌う事。

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私の胸の奥には [ヨハネ受難曲]

2011年9月16日の練習

始めは、ヨハネ受難曲のおへそと、
先生がおっしゃる22番コラールから。

22. コラール
Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn,
Muß uns die Freiheit kommen;
Dein Kerker ist der Gnadenthron,
Die Freistatt aller Frommen;
Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,
Müßt unsre Knechtschaft ewig sein.

あなたが囚われたことで、神の子よ、
私たちに自由がもたらされたのです。
あなたの牢獄は恩寵の座であり、
信仰深い人々の隠れ家なのです。
なぜなら、あなたが隷従の身を受け入れなければ、
私たちの隷従は永遠に続いたに違いないのですから。

発音をはっきりと。
Knechtschaftの子音を出す。
Müßtのüの発音。

Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,からは、
ここは叫ぶ所ではない。
心に響く声で。

次に、23b
23b.
Lässest du diesen los, so bist du des Kaisers Freund nicht;
denn wer sich zum Könige machet, der ist wider den Kaiser.

そして、イエス様が十字架にかけられた後に歌われる、26番

26. コラール
In meines Herzens Grunde
Dein Nam und Kreuz allein
Funkelt all Zeit und Stunde,
Drauf kann ich fröhlich sein.
Erschein mir in dem Bilde
Zu Trost in meiner Not,
Wie du, Herr Christ, so milde
Dich hast geblut' zu Tod!

私の心の奥底では
ただ、あなたの名前と十字架だけが
いつも、どんな時にも輝いていて、
それで、私は喜んでいられるのです。
その姿を、私の前に現し、
苦しんでいる私を慰めてください。
主、キリストよ、あなたがとても穏やかに。
死に至るまで血を流した姿を!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうなのです。
本当にそのとうりなのです。
私の心は、どんな高価なペンダントをつける事よりも、
十字架をつける事を望んでいるのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先生は、私たちの歌は、
Trost慰めにも
Not苦痛にもなっていないと言われ、
もっと、内的な声で歌うように言われました。

先生は、最終的には、ここですから、と言って、
ご自分の胸を指差されました。
心が入っていないと、歌にはなんの意味もない。
僕の声帯も、心も貸してあげられない、
歌うのは、みなさんですから・・・というような事を言われ、
それぞれが、
この曲へのエンパシーを感じることを、
特に、重要な事として話されました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

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