緩んで歌う [ヨハネ受難曲]

2011年8月5日の練習

まず、いつもの、体操と、新しい緩む体操をして、
1番の練習。

1.
Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm
In allen Landen herrlich ist!
Zeig uns durch deine Passion,
Daß du, der wahre Gottessohn,
Zu aller Zeit,
Auch in der größten Niedrigkeit,
Verherrlicht worden bist!

主よ、私たちの支配者よ、あなたの誉れは
全地に輝いています!
  私たちに示してください、自らの受難を通して、
  真の神の子であるあなたは
  あらゆる時に、
  大いなる低みに達した時さえ、
  栄光を受け賛美されてきたということを!

三つ目のHerrを、重く
それから、unserと言いながら、少し引いて
Herrscherの16分音符に入っていく。
最初は、弱く、だんだん大きく。

16分音符が重たいので、軽やかに。
つぶだちは、はっきりと、しかし、なめらかに。

Zeig からは、オーケストラも薄いので、
そんなに大声で入らないこと。

Daß の各パートの入りが切迫していっているのを、
音楽的に感じてください。

そうおっしゃって、先生は、
我々の合唱に合わせて、また、ピアノに合わせて、
なんと、ヴィオラ・パートを合わせて歌って下さっていました。
さすがは、先生。

先生に、歌っていただいて、確認できた
ヴィオラパートは、
普段聞くCDのの演奏で確認できなかった、
ヴィオラを聴きとり易くし、
今では、私もヴィオラパートを歌えます(^^)

バッハはチェンバロの他、アンサンブルでは
ヴィオラ弾きだったというお話ですし、
(もちろん、ヴァイオリンも弾けたのですが)
バッハの作品は、ヴィオラの重要性が高いのですよね♪

ブランデンブルグの3番なんて、ヴィオラ、おいしいですよ。
(何の話だか・・・)

次に、続けて、先生のエヴァンゲリスタの後の
我々の合唱

2b.
Jesum von Nazareth.


2d. 合唱
Jesum von Nazareth.

そして、3番コラール

3. コラール
O große Lieb, o Lieb ohn alle Maße,
Die dich gebracht auf diese Marterstraße
Ich lebte mit der Welt in Lust und Freuden,
Und du mußt leiden.


leiden.最後の和音を狙いすぎて、緊張しないように。

5. コラール
Dein Will' gescheh', Herr Gott, zugleich
Auf Erden wie im Himmelreich.
Gib uns Geduld in Leidenszeit,
Gehorsam sein in Lieb und Leid;
Wehr und steur allem Fleisch und Blut,
Das wider deinen Willen tut!

次に11番コラール


11. コラール
Wer hat dich so geschlagen,
Mein Heil, und dich mit Plagen
So übel zugericht'?
Du bist ja nicht ein Sünder
Wie wir und unsre Kinder,
Von Missetaten weißt du nicht.
Ich, ich und meine Sünden,
Die sich wie Körnlein finden
Des Sandes an dem Meer,
Die haben dir erreget
Das Elend, das dich schläget,
Und das betrübte Marterheer.

12b.
Bist du nicht seiner Jünger einer?


このBist du nichtに付いている、スタッカートは、
短くというよりは、強調している感じで歌って下さいとの事。
ソプラノにしか書いてない所も、
後のパートは、ならってそのように・・・と。

最後に

14. コラール
Petrus, der nicht denkt zurück,
Seinen Gott verneinet,
Der doch auf ein' ernsten Blick
Bitterlichen weinet.
Jesu, blicke mich auch an,
Wenn ich nicht will büßen;
Wenn ich Böses hab getan,
Rühre mein Gewissen!

先生は、身体を緩めながら、集中することを
西洋音楽では必要な事とおっしゃり、
呼吸を止めないで、全部を見渡して、緩めながら歌う重要性を
おっしゃいました。

だいたい、肉体は、鍛える方が簡単で、
緩めるのは、難しいのです。

しかし、津軽三味線のように、息をとめたような
一点集中は、西洋音楽には、あまり必要なく、
ヴァイオリン弾きは、ゆったりと呼吸をしながら、
全部を見渡して弾いていると。

緩めるが、今回のテーマでございました。

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