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足踏みオルガン [バチカンの旅]


2日目の2010年11月23日
94歳の枢機卿が、お亡くなりになったため、その葬儀の準備の為、
主祭壇でのミサと両側のパイプ・オルガンが使えなくなりました。

そこで、サンピエトロの十字の構造の、
左の祭壇を使い、ミサがとり行われ、
我々も聖歌隊として参列いたしました。

普通の日のミサでしたので、
途中に信仰宣言は入らず、
式の前に信仰宣言(Credo)を皆で詠唱いたしました。
それは、本当に厳かな時間でした。
途中に、Credo, Credo,Amenと単純な旋律が入り、
何度も、この神秘を信じます、と、
我々の信仰を確かめるように、繰り返し歌われるのでした。

パイプオルガンは鳴らなかったけれども、
小さな足踏みオルガンで歌っても、
人々の信仰の心は変わりません。
どこにいても、どこで歌っても。

タグ:バチカン
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バチカンの旅 [バチカンの旅]

みなさんは、ミステリー・ツアーというものをご存知でしょうか?
行く先が伏せられていて、どこに到着するか分からないという、
びっくり旅行の事なんですけど、
今回のバチカンの旅、
まるで、このミステリーツアーみたいな様相でして、
行く先は、バチカンとは決まっているのですけど、
その他は、何が起こるか分からない。
ジェットコースター・ムービーもかくや、という6日間でございました。

ローマはコロッセオの近くに宿を構えた、
福島マエストロと、我々コーラス一行は、
着いたその日から、練習に入りました。

次の日には、もう、最初の演奏会があるからです。

我々、”The Bridge of the soul choir”
「魂の架け橋」合唱団は、日本の各地から、
主に、福島マエストロの指導する合唱団を、
ベースして集まった、精鋭部隊です。(なんちゃって)

2010年11月22日
ジョバンニ・パオロ協会で、フレンドシップコンサート
を、開催。

曲目は、
★Josef Gabriel Rheinberger
 Missa in g-moll op.187

★Claudio Giovanni Antonio Monteverdi
 Ave Maria

★Giovanni Pierluigi da Palestrina
 Jesu Rex Admirabillis

★高田三郎
 ・Maria Mater
 ・Assumpta est Maria

★Giovanni Pierluigi da Palestrina
 Sicut Cervus

★Miklos Kocsar
 Missa Tertia

★Josef Anton Bruckner
 Locus iste


この内、男声が入るのは、
コチャールの第3ミサ、パレストリーナのSicut Cervus
ブルックナーのLocus isteです。
男性は、今回、日本からのメンバーと共に、
現地のサンタ・マリア・マッジョーレ教会の聖歌隊の
男声陣に助っ人に来ていただきました。

この方たちが、とても、素敵な方々で、
とっても、イタリアーノ♪
優しくて、ダンディ、そして、カンターレなお国な方々
ですから、もう、そりゃ、素晴らしい声で・・・

ですから、後ろに並ばれちゃったら、
ちょっと、声が素敵すぎて、聞き入り、
ソプラノは一瞬、行方不明になりかけました(爆)

それでも、なんとか持ち直し、
最初のコンサートは無事終了。

絢爛たる教会、美しいパイプオルガンの音色、
今、振り返ると、この教会が一番歌いやすかったです。

色々、お世話してくれるサンドラさんに感謝しつつ、
ホテルに戻りました。



つづく・・・







タグ:ア・カペラ
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