私の胸の奥には [ヨハネ受難曲]

2011年9月16日の練習

始めは、ヨハネ受難曲のおへそと、
先生がおっしゃる22番コラールから。

22. コラール
Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn,
Muß uns die Freiheit kommen;
Dein Kerker ist der Gnadenthron,
Die Freistatt aller Frommen;
Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,
Müßt unsre Knechtschaft ewig sein.

あなたが囚われたことで、神の子よ、
私たちに自由がもたらされたのです。
あなたの牢獄は恩寵の座であり、
信仰深い人々の隠れ家なのです。
なぜなら、あなたが隷従の身を受け入れなければ、
私たちの隷従は永遠に続いたに違いないのですから。

発音をはっきりと。
Knechtschaftの子音を出す。
Müßtのüの発音。

Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,からは、
ここは叫ぶ所ではない。
心に響く声で。

次に、23b
23b.
Lässest du diesen los, so bist du des Kaisers Freund nicht;
denn wer sich zum Könige machet, der ist wider den Kaiser.

そして、イエス様が十字架にかけられた後に歌われる、26番

26. コラール
In meines Herzens Grunde
Dein Nam und Kreuz allein
Funkelt all Zeit und Stunde,
Drauf kann ich fröhlich sein.
Erschein mir in dem Bilde
Zu Trost in meiner Not,
Wie du, Herr Christ, so milde
Dich hast geblut' zu Tod!

私の心の奥底では
ただ、あなたの名前と十字架だけが
いつも、どんな時にも輝いていて、
それで、私は喜んでいられるのです。
その姿を、私の前に現し、
苦しんでいる私を慰めてください。
主、キリストよ、あなたがとても穏やかに。
死に至るまで血を流した姿を!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうなのです。
本当にそのとうりなのです。
私の心は、どんな高価なペンダントをつける事よりも、
十字架をつける事を望んでいるのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先生は、私たちの歌は、
Trost慰めにも
Not苦痛にもなっていないと言われ、
もっと、内的な声で歌うように言われました。

先生は、最終的には、ここですから、と言って、
ご自分の胸を指差されました。
心が入っていないと、歌にはなんの意味もない。
僕の声帯も、心も貸してあげられない、
歌うのは、みなさんですから・・・というような事を言われ、
それぞれが、
この曲へのエンパシーを感じることを、
特に、重要な事として話されました。


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