十字架上の言葉 [ヨハネ受難曲]
２０１１年２月１８日の練習
まずは、２８番コラールから。
28. コラール
Er nahm alles wohl in acht
In der letzten Stunde,
Seine Mutter noch bedacht,
Setzt ihr ein' Vormunde.
O Mensch, mache Richtigkeit,
Gott und Menschen liebe,
Stirb darauf ohn alles Leid,
Und dich nicht betrübe!
彼は最期の時において
すべての事を顧みて
自分の母の事を思い、
彼女を護る者を定めました。
おお、人よ、正しい事を行い、
神と人を愛し、
悩みをもたずに死んでいきなさい、
そして悲しんではなりません！
・・・・・・・・・・・・・・・
十字架につけられたイエス様の側らには、
イエス様のお母様と、お母様の姉妹、
クレオファの妻マリア、そして、マグダラのマリアが
立っていました。
イエス様は、今、自分のお母様（マリア様）と
その側に立つ自分の愛する弟子（ヨハネ）を見て、
お母様におっしゃいました。（十字架上から）
「母よ、見て下さい、彼があなたの息子です」
続いて、イエス様は弟子におっしゃいました。
「見なさい、この人があなたの母です。」
・・・こう、エヴァンゲリストが歌った後、
この、２８番コラールが入る訳です。
・・・・・・・・・・・・・・・・
In der letzten Stunde,
最期の時と歌っているのに、
そのStunde,が、明るすぎるので注意が必要。
O Mensch,からは、もっと、空気が変わるように。
Mutterのterはもうちょっと暗い発音で。
betrübeのüの音は、鼻の奥に当てるように、深く。
４小節目のフェルマータの終止音、アルトは、Eの音ですが、
ソプラノとバスのAの主音に対する、ドミナントであるEであるという事を、
認識してほしい。
Und dich nicht betrübe!からは、もっと
終わっていく空気が欲しい。
良くなってきているので、テキストの意味をもっと考えて、
歌いこんでいくように、と、先生はおっしゃいました。
次に
27b.
Lasset uns den nicht zerteilen,
sondern darum losen, wes er sein soll.
wes er sein soll
くじで決めようという時に、当たってくれたらいいなという、
弱い気持ちではなく、
もっと、邪悪な強い気持ちで、と、先生。
もう、音はとれて来ているので、
もっと、楽譜から目を離して。
３０，３１，３２小節あたりは、
もっと、人の念に火がつくように燃え上がって、
高まる感じで。
ソプラノ、アルト、テナーは、
６１小節、頭の八分音符sollで、ドミソの終止和音をバシっと
決めてから、次の、フレーズにくっきり入ること。
24. アリア (バス) と合唱
Eilt, ihr angefochtnen Seelen
Eilt, ihr angefochtnen Seelen,
Geht aus euren Marterhöhlen,
Eilt ― Wohin? ― nach Golgatha !
Nehmet an des Glaubens Flügel,
Flieht ― Wohin? ― zum Kreuzeshügel,
Eure Wohlfahrt blüht allda !
さてさて、Wohin?の練習時間が来ました。
ソプラノとアルト、テナーのみ、
リズム読みをして、音を取って・・・
バスはこの間御休み。
次に、
25b.
Schreibe nicht: der Jüden König,
sondern daß er gesaget habe: Ich bin der Jüden König.
Schreibe nicht以外のフレーズ、
歌える所は、逃さず歌うこと。
最後に２２番コラールを
22. コラール
Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn,
Muß uns die Freiheit kommen;
Dein Kerker ist der Gnadenthron,
Die Freistatt aller Frommen;
Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,
Müßt unsre Knechtschaft ewig sein.
GefängnisのGeははっきりと、ゲ！と。
古い日本語の歌曲のように、弱い発音にならないこと。
Dieも、弱くならないように。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次回２４は３つ目のひとくさり。
３７、時間があまったら、23d.
Wegを練習します。
今回も、沢山の注意があります。
ひとつひとつ、こなして行きましょう。
まずは、２８番コラールから。
28. コラール
Er nahm alles wohl in acht
In der letzten Stunde,
Seine Mutter noch bedacht,
Setzt ihr ein' Vormunde.
O Mensch, mache Richtigkeit,
Gott und Menschen liebe,
Stirb darauf ohn alles Leid,
Und dich nicht betrübe!
彼は最期の時において
すべての事を顧みて
自分の母の事を思い、
彼女を護る者を定めました。
おお、人よ、正しい事を行い、
神と人を愛し、
悩みをもたずに死んでいきなさい、
そして悲しんではなりません！
・・・・・・・・・・・・・・・
十字架につけられたイエス様の側らには、
イエス様のお母様と、お母様の姉妹、
クレオファの妻マリア、そして、マグダラのマリアが
立っていました。
イエス様は、今、自分のお母様（マリア様）と
その側に立つ自分の愛する弟子（ヨハネ）を見て、
お母様におっしゃいました。（十字架上から）
「母よ、見て下さい、彼があなたの息子です」
続いて、イエス様は弟子におっしゃいました。
「見なさい、この人があなたの母です。」
・・・こう、エヴァンゲリストが歌った後、
この、２８番コラールが入る訳です。
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In der letzten Stunde,
最期の時と歌っているのに、
そのStunde,が、明るすぎるので注意が必要。
O Mensch,からは、もっと、空気が変わるように。
Mutterのterはもうちょっと暗い発音で。
betrübeのüの音は、鼻の奥に当てるように、深く。
４小節目のフェルマータの終止音、アルトは、Eの音ですが、
ソプラノとバスのAの主音に対する、ドミナントであるEであるという事を、
認識してほしい。
Und dich nicht betrübe!からは、もっと
終わっていく空気が欲しい。
良くなってきているので、テキストの意味をもっと考えて、
歌いこんでいくように、と、先生はおっしゃいました。
次に
27b.
Lasset uns den nicht zerteilen,
sondern darum losen, wes er sein soll.
wes er sein soll
くじで決めようという時に、当たってくれたらいいなという、
弱い気持ちではなく、
もっと、邪悪な強い気持ちで、と、先生。
もう、音はとれて来ているので、
もっと、楽譜から目を離して。
３０，３１，３２小節あたりは、
もっと、人の念に火がつくように燃え上がって、
高まる感じで。
ソプラノ、アルト、テナーは、
６１小節、頭の八分音符sollで、ドミソの終止和音をバシっと
決めてから、次の、フレーズにくっきり入ること。
24. アリア (バス) と合唱
Eilt, ihr angefochtnen Seelen
Eilt, ihr angefochtnen Seelen,
Geht aus euren Marterhöhlen,
Eilt ― Wohin? ― nach Golgatha !
Nehmet an des Glaubens Flügel,
Flieht ― Wohin? ― zum Kreuzeshügel,
Eure Wohlfahrt blüht allda !
さてさて、Wohin?の練習時間が来ました。
ソプラノとアルト、テナーのみ、
リズム読みをして、音を取って・・・
バスはこの間御休み。
次に、
25b.
Schreibe nicht: der Jüden König,
sondern daß er gesaget habe: Ich bin der Jüden König.
Schreibe nicht以外のフレーズ、
歌える所は、逃さず歌うこと。
最後に２２番コラールを
22. コラール
Durch dein Gefängnis, Gottes Sohn,
Muß uns die Freiheit kommen;
Dein Kerker ist der Gnadenthron,
Die Freistatt aller Frommen;
Denn gingst du nicht die Knechtschaft ein,
Müßt unsre Knechtschaft ewig sein.
GefängnisのGeははっきりと、ゲ！と。
古い日本語の歌曲のように、弱い発音にならないこと。
Dieも、弱くならないように。
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次回２４は３つ目のひとくさり。
３７、時間があまったら、23d.
Wegを練習します。
今回も、沢山の注意があります。
ひとつひとつ、こなして行きましょう。
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